マンダラシート実践ワークショップ
なりたい自分になる設計書の作り方
この記事は、読みながらその場で手を動かしてもらうワークショップです。途中で離脱せず、最後までついてきてください。
📋 準備するもの
目標管理の手法はいろいろあります。そう言う私も、過去にいろんな手法を試しては挫折し、また試しては挫折してきました。しかしこのマンダラシートはちょっと違います。
ただ目標の羅列ではなく、なりたい自分への道筋を設計している感じがある。そういう感覚があるので、私は毎年1枚作っています。そうし始めてもう12年目です。だから実証済みです。
さあ、始めていきましょう。
大目標の設定
最初にやるのは、中央(大目標)を書くことです。大目標とは「なりたい自分」「手に入れたいモノ」「実現させたいコト」——なんでもいいです。
ただし条件が一つあります。心の底からワクワクすること、または心の底から嬉しいこと。そのどちらかにしてください。そして具体的に書いてください。
達成している状態を「風景」として書いてください。その時の自分が見ている景色という意味です。
数字が入っていないと、進捗が測れません。目標管理において進捗確認は重要な意味を持ちます。
| ❌ 抽象的 | ✅ 数値化 |
|---|---|
| 人気者になる | SNSフォロワー1,000人 |
| 健康になる | 体脂肪率18% |
| 仕事ができる | 月間売上500万円達成 |
| 本を書く | 10万字の原稿完成 |
複数の目標を同時に追うと、エネルギーが分散します。「副業も、英語も、ダイエットも」では全部が中途半端になります。だから、1つに絞ってください。
「頑張る」「成長する」「挑戦する」
「2026年12月までに月30万円の副収入を得る」
判定方法:他人が見て判断できるか。「月30万円稼いでいる」なら、通帳を見ればわかる。「TOEIC800点」なら、スコアシートでわかる。
中目標8つの設計
大目標が決まったら、次は周囲8マス(中目標)を設計します。実は、ここが最も重要なパートです。中目標が粗ければ、この後の行動も粗くなるからです。中目標の質が、すべてを決めると思ってください。
「能力」という言葉に引っ張られないこと。技術だけを書かないでください。例えば副業で月30万円を稼いでいる人を想像してみてください。
毎日2時間作業する(習慣)
睡眠7時間確保(環境)
信頼を積む(人間性)
継続できる体力(身体)
集中力管理(メンタル)
優先順位(時間管理)
学び続ける姿勢(習慣)
技術だけで埋めてしまった人は、ここで止まります。大谷翔平のマンダラに「人間性」があった理由を思い出してください。技術だけでは続かないからです。
| ❌ 能力名 | ✅ 達成状態(〜している) |
|---|---|
| 営業力 | 毎週2件、提案書を出している |
| 情報収集力 | 毎朝15分、業界ニュースを読んでいる |
| コミュニケーション力 | 月1回、上司と30分面談している |
「これが揃ったら、目標は実現しやすくなるか?」と自問してください。
展開フォームで分解する
ここからが本番です。各中目標を9アクションに分解していきます。中目標が8つあるので、展開フォームも8枚使います。1枚ずつ、丁寧に埋めていってください。
例:中目標「毎日2時間作業する習慣」の場合
「時間を確保する」「計画を立てる」「頑張る」
朝5時に起きる/夜10時に寝る/SNSアプリを削除する/帰宅後すぐ机に座る…
| ❌ 曖昧 | ✅ 動詞+回数+時間 |
|---|---|
| 情報収集 | 毎日15分、業界ニュースを読む |
| 営業 | 週2本、提案書を作って提出する |
| 運動 | 週3回、30分ジョギングする |
9個すべてが「来週から」では動き出しません。48時間以内にできるものを、必ず入れてください。
大きいものは半分に。さらに半分に。確実にできるサイズまで小さくしてください。
「ブログで稼ぐ」→「ブログを書く」→「毎週2本、1,000字の記事を書く」
習慣にしたいもの
定期チェック・振り返り
大きな見直し・調整
環境整備(1回で完結)
設計を軽くする
お疲れさまです。9×9が埋まりましたね。でも、ここで重要な確認をします。それは「重すぎないか」のチェックです。多くの人がここで失敗します。重すぎる設計を作って、自分で潰れていくんです。
設計は筋トレと同じです。いきなり重いものを持つと、潰れます。最初は軽くしてください。
| 重い設計 | → 軽い設計 |
|---|---|
| 毎日1時間ジョギング | 毎日10分ウォーキング |
| 毎日3,000字ブログを書く | 週2本、1,000字の記事を書く |
| 毎朝4時起き | 毎朝6時起き |
設計は感覚ではありません。論理です。感情で決めないでください。構造で決めてください。
毎日動かす仕組みを入れる
設計は完成しました。でも、設計だけでは実現しません。これを毎日動かすから実現するんです。運用が本体です。設計と運用はセットだと思ってください。
見ない設計は、ないのと同じです。毎日見る場所を、今すぐ決めてください。
📔 手帳の最初のページ
🖥 作業机の前の壁
🚪 トイレの壁
🧊 冷蔵庫
毎週、進捗を確認します。曜日を決めてください。見直しでやることは3つだけです。10分で終わります。
【今週できたこと】・〇〇を3回やった ・〇〇を毎日続けた
【今週できなかったこと】・〇〇が2回しかできなかった
【原因】・時間が足りなかった ・疲れていた
【来週の調整】・〇〇の時間を30分から20分に減らす
設計は固定ではありません。育てるものです。毎月、設計を見直します。
☐ 3週連続でできていない行動は、軽くするか削除するか?
☐ 新しく追加したい行動はあるか?
☐ 目標に近づいているか?
必ず止まります。止まることは前提です。問題は、止まった後なんです。止まった時のルールを、今決めておいてください。
気にしない。明日再開。
行動を半分にする。例:「毎日1時間」→「毎日30分」
設計を全面見直し。中目標8つを見直し、行動を軽くする。
大目標を見直す。目標が大きすぎないか?期限を延ばすか?
設計を育てる視点
ここまでのワークで、設計を完成させました。でも設計というのは完成させた瞬間から「育てる」フェーズに入ります。この育て方が、結果を決めるんです。
やる気がある日は動く/やる気がない日は止まる/3日坊主で終わる/自分を責める
気分に関係なく動く/3ヶ月続く/設計を調整する
止まった時、多くの人は「才能がなかった」と言います。でも、それは違います。才能不足ではありません。設計不足です。
「自分には向いていない」「才能がある人だけができる」「努力しても無理」
「設計が粗かった」「設計を細かくすれば誰でもできる」「分解すれば進む」
おわりに
マンダラシートは完成しました。でも、これは始まりです。設計を毎日動かすから実現します。
🌱
🔄
🔧
気合いじゃありません。やる気でもありません。
構造です。
才能とは、分解をやめない力である。

